【情けは人の為ならず】正しい意味わかってますか?これぞ“ベスト オブ いい言葉!”
チルアウトブログへようこそ。
チルです。
座右の銘は?と聞かれれば迷わずこう答えます。
情けは人の為ならず
今回は大好きなこの言葉をテーマに書いていきます。皆この考えを持ったら平和になるのではなかろうかと思う今日この頃です。この言葉を知ってる人も、知らない人も是非読んでいってくださいな。
「情けは人の為ならず」の意味とは?
実は、言葉を知っていても間違って覚えてしまってる方結構いるっぽいです。
平成22年の文化庁の「国語に関する世論調査」によると(いや、古いわ!!)、この「情けは人の為ならず」という言葉の意味を誤って理解している人は全体の51.6%もいたそうです!さぁ、あなたは正しく理解できているでしょうか?
よくある誤り
人に情けをかける(手助けをする)ことは、その人のためにならない
ストイック。スパルタ。優しいだけじゃダメ!みたいな感じですかね。うん、なんかそれっぽい。でも残念ながらこれは誤りです。
正しくはこちら。
人に情けをかける(手助けをする)と、巡りめぐって自分に恩恵が返ってくる
人の為にいいことをすればやがて自分に返ってくるから人には親切にしましょう!って意味ですね。
「情けは人の為ならず」をテーマにした落語もある
佃祭(つくだまつり)という江戸の古典落語の演目だそうで、ざっくりしたあらすじはこうです。
佃島(つくだじま)というところで開かれる夏祭りに行った男が、渡し船の最終便(今でいう終電)に乗る直前に、ある女性に引き留められる。
※ここでは男(チル)、女(マタリ)とする
その女性の話を聞くと、3年前に橋から飛び降り自殺を図ろうとしていた時に、男にお金を恵んで助けてもらっということらしい。いつかお礼がしたいと思っていたその女性は夢中で引き留めてしまったとのこと。
という具合に話は進み、男は酒やご飯をごちそうになることに。時間が立つとなんだか外が騒がしくなる。聞くところによると、先ほど男が乗ろうとした船が沈没し、乗客全員がおぼれ死んでしまったらしい。3年前に女性を助けていなければ船に乗って死んでしまっていただろう、、、と男は女性に感謝するという話。(いや、ちょっとコワいわ…笑)
キリスト教や仏教にも通じる部分がある
宗教のことは詳しくないですが、聖書の中の言葉にある「与えよ、さらば与えられん」や、仏教用語の「因果応報」といった言葉も、似たような意味を持っています。※宗教上の言葉には様々な解釈があります
日本に限った話ではなく世界的にも広く広がっている思想なのでしょう。さすがベスト オブ いい言葉。
好きな理由
ズバリ、皆にメリットがあるから。
誰かに優しくしてもらったらやっぱり嬉しいじゃないですか?でも悲しいかな、人って損得勘定で動いたりするので、自分にメリットがないと行動に移さなかったりするんですよね。皆さん思いあたる節があるのではないでしょうか?
でも、「今、目の前の人に優しくするのは、全部自分の為だ(いつかいいことあるかも)!」と割り切って考えたら、それは自分にとってメリットですよね?そう考えたら、少しは人に優しくできる気がしませんか?
それができたら、自分もまわりの人もいい気持ちになってメリットしかないです。その考え方が広がれば、半分は優しさでできているバファリンもびっくりの優しい世界になりますよきっと。
人を幸せにする究極のエゴイズム
繰り返しになりますが、上記で説明したように、この考え方は「自分ありき」の究極のエゴイズム(利己主義)なんです。人を手助けするけど、それはすべて自分の利益の為という、矛盾しているような不思議な考え方ですよね。でもこれでいいと思います。
結局、みんな自分大好きじゃないですか?
自分が一番大事じゃないですか?
(私はそうです笑)
じゃあ自分の為に行動すればいいじゃん!って思います。
明日からできること
- 電車やバスで誰かに席を譲ってみる
- 募金をしてみる
- 困っている人がいたら話かけてみる
などなど、要は自己満なので何でもいいんです。自分はよくコンビニのレジにある募金箱にお釣りを入れて「この数円がどこかの誰かの為になる」と、ちょっとした英雄気分で帰宅します笑
偽善で何が悪い!
こういう話をすると、「そんなの偽善だろ」とか言う人がいますが、「知らねぇし、うるせぇ!」って言ってやりたいですね笑
何もやらない(できない)で文句いう奴より、自己満でも誰かの役に立てる偽善者のほうがマシじゃないですか?かっこよくないですか?本心はどうあれ「善行」に変わりはない!
最後に
「いろいろ書いてるけど、お前に恩恵はあったのか?」と聞かれれば、、、???ですよそりゃ
正直いつどういうかたちで自分に返ってくるかなんてわかりませんよ。いいことがあっても気づかない可能性もありますし。まだ返ってきてないかもしれないし。返ってくる前にこの世を去るかもしれないし笑(それは悲しい)。
自分が皆さんに伝えたかったのは、誰かを助けるときに細かい理由はいらなくて、全部自分の為ってことにすればシンプルだし行動が起こしやすいということです。
この記事も私の自己満ですが、読んだ方の中で1人でも何か気付きを得ていただけたのであれば、大満足です!(いつその恩恵返ってくんだろ??)