ものまねでbuzzったラッパーBlumio(ブルーミオ)!そんな彼の魅力を書いてみた
チルアウトブログへようこそ。チルです。
今回は、中学時代から十数年ラップ(HIPHOP)を聴いている自分が、最近気になったラッパーBlumio(ブルーミオ)についてお話します。
そもそも誰?Youtuberじゃないの?ものまねの人?と疑問を持っている方も多いと思います。そんな方々へできるだけ分かり易く、自分がBlumioを知った経緯もあわせて、彼がどんな人物かお伝えしていきます。それではいってみましょう。
【目次】
・Youtubeでラッパーものまね
・曲をリリースしていた!
・Blumio(ブルーミオ)とは?
・ラジオ番組【三四郎(お笑いコンビ)のオールナイトニッポン】に曲を投稿し話題に
・新曲「Taru wo shiru feat.Blumio」がイイ!
・最後に
Youtubeでラッパーものまね
少し前、Youtubeのタイムラインに突然上がってきたラッパーのものまね動画。動画では、【D.O/漢/十影/KOHH/JP THE WAVY/SALU】のものまねをしてるんですが、クオリティーが高い!w(ラップわからない方には伝わらなくてすみません…)
恥ずかしながらこの動画を見たときは彼が何者なのか全く知りませんでした。
くらいに思っていて、スルーしたまま過ごしてました。
曲をリリースしていた!
ものまね動画を観てから1~2ヶ月経ったある日。その日はYoutube Musicで適当に音楽を流しながら過ごしていました。その時やたらと歌詞が耳に残る曲が流れてたんですよ。いい曲だなって思って、5回くらいループで聴いてMVも観ました。そこで気付いたんです。
そのまさかでした。あの、ものまねをしていたラッパーでした。曲出してたんですよ!しかもEVISBEATS(エビスビーツ)と!※EVISBEATSは有名なトラックメーカーです
いい曲じゃん!気になるじゃん!ということでここから興味が湧いてきたわけです。
Blumio(ブルーミオ)とは?
いったい彼が何者なのか?調べてみました。
Blumio
- 出身地:ドイツのデュッセルドルフ(両親は日本人の純日本人)
- 生年月日:1985年2月16日
- 婚姻有無:既婚
- 言語:日本語・英語・ドイツ語のトリリンガル
- 特技:ものまね
略歴
- 13歳からラップを始める
- 2005年、楽曲「Meine Lielingsrapper(俺のお気に入りのラッパー)」でドイツでデビュー
- 2009年、楽曲「Hey Mr.Nazi」がYoutubeで話題になる※約1700万再生(2020年4月現在)
- 2009年、アルバム「Yellow Album」リリース
- 2010年、アルバム「Tokio bordell」リリース
- 2011年、アルバム「Yellow Album Reloaded」リリース
- 2012年、アルバム「DREI」リリース
- 2015年、アルバム「Blumiologie」リリース
- 2016年、活動拠点をドイツから日本へ移す
- 2017年、楽曲「UNIQLO」をYouTubeに公開
- 2018年、ミニアルバム「でも」リリース
- 2020年1月、Youtube【ラッパーものまね】が話題なる※約160万再生(2020年4月現在)
- 2020年3月、EVISBEATの楽曲「Taru wo shiru feat. Blumio」に参加
ドイツでは人種差別を経験
幼少期から中学生頃まで差別を経験していたそうです。しかしそんなことでは負けないBlumio!
「ヤプセ」という日本人を指す差別用語があるんですが、逆にこれを”いい言葉に変えてやる”という思いで活動をしていたそうです。自らヤプセを名乗っていくスタイル!
実際に「ヤプセンソウル」という楽曲も作成しているそうです。その結果、ドイツでも日本人のラッパーとして認知されるようになったとのこと。
モヒカンの理由
モヒカンにした明確な時期はわかりませんが、「ヤプセを意識した時期」と語っています。当時ドイツには、アーティストや芸能人に日本人はほぼおらず、「日本人は皆同じ顔に見える」とよく言われていたそうです。
それにムカついたBlumioは、これならどうだという感じで、印象に残るモヒカン頭にしたそうです。しかも何かの写真撮影の5分前に衝動的にモヒカンにしたとかw
LOVE&PEACEな社会派(ネオナチと対話)
ドイツの歴代ヒット曲に”反ネオナチ”をテーマにしたもの(disしたもの)が多くあるそうです。要するに過去の歴史と紐づいた、ある種の思想的な差別が存在しているわけですね。ただ、Blumioはそんな唄を歌ってもお互いの溝が深まり、何も生まれないと感じていました。
そこで思いついたのが”ネオナチと友達になる“こと。そして生まれたのが「Hey Mr.Nazi(ヘイ ミスター ナチ)」という曲です。
この曲は「僕らも君らも同じ人間だよ、差別をしても、また新たな差別を生んでしまうよ」といった内容の曲だそうです(詳しくはインタビューをご覧ください)。
いがみあってても何も生まれないという考え方がLOVE&PEACEでいいですよね。建設的にいきたいものです。
ラジオ番組【三四郎(お笑いコンビ)のオールナイトニッポン】に曲を投稿し話題に
なんと、ラジオ番組オールナイトニッポンに曲を投稿。その名も『バチボコのうた』w
以下本人から番組に届いたメッセージです。
「三四郎さん、こんばんは。毎週楽しく聞いています。ラッパーのBlumioです。ドイツ生まれ、ドイツ育ちの日本人で、去年までドイツを中心に活動していました。当時から「三四郎のオールナイトニッポンゼロ」が大好きでした。最近日本に引っ越し、日本語ラップを始めたので『バチボコのうた』を作ってみました。三四郎さんへのクリスマスプレゼントです。よかったら聞いてみてください。」
日本放送 NEWS ONLINEより引用(https://news.1242.com/article/133366)
この曲の中でも三四郎二人のものまねを披露しているので、よかったら聴いてみてください。似てますよw
新曲「Taru wo shiru feat.Blumio」がイイ!
今回リリースされた楽曲「Taru wo shiru feat.Blumio」がイイという話に戻ります。ちなみにBlumio本人も、EVISBEATSとのコラボを夢見ていたようで、嬉しさをツイートしています。
4年前ドイツでEvisbeatsさんの曲聴きながら日本でラップするのを夢見てた
色んな出会いと助けのおかげで4年後の今、倍乗せで夢が叶った
本当にありがとう
EVISBEATS- Taru wo shiru feat. Blumiohttps://t.co/fkouYV15X3 pic.twitter.com/wU7nVD4XTT
— Blumio / ブルーミオ (@Blumiojp) March 12, 2020
チルにはもってこいのトラックで、歌詞もわかりやすいです。まずは1回聴いてみてください!
Taru wo shiru = 足るを知る
曲名の”Taru wo shiru”の意味が分からず調べてみたところ“足るを知る“という言葉でした。これは中国の哲学者である老子の言葉で、次のような意味があります。
●足るを知る・・・身分相応に満足することを知るの意
⇒つまり、「今自分の身の周りにある、様々なモノや環境に対して有難いと感じ感謝すること」「すでに足りている状況だと意識すること」といった感じでしょうか。
SNS社会の弊害を歌っている
MVでは、田舎暮らしのOLと都会で暮らすモデル(二人は同級生)が、SNSを通して「もし、私があなただとしたら…」とお互いの生活を羨む様子が映し出されます。皆さんもSNSを通して他人を羨ましく思った経験が1度くらいはあるんじゃないですか?それと同じです。
Blumioはそんな二人を「不幸」と表現します。前述した”足るを知る”ができていないからですね。他人のSNSはその人の一面しか見えません。でも、つい自分と比較してマイナス面ばかりに目を向けてしまいがちな世の中です。これこそれがSNS社会の弊害です。そこでBlumioは「自分なりの幸せのあり方を見つけよう」と歌っているわけです。
でも、このMVでそのことに気づかない二人は、最後まで「足りない、足りない、まだ足りない…」と繰り返します。
考えさせられる歌詞
MVを観てあなたはどう感じましたか?自分と重なることが多かった方もいるのではないでしょうか?
そんな方は他人との比較をやめて、改めて自分のことに目を向けてみてはいかがでしょうか。ちょっと気持ちが軽くなるかもしれませんよ!比較してしまったときはまたこの曲を聴いて”足るを知る”を思い出せばOKです。
最後に
今回、Blumioについて深く知ることで、ただのものまねラッパーではないことが分かりました。というか何も知らなくてすみませんでした…。
Blumioは日本人としてのアイデンティティを持ち、ストレートな表現でメッセージを届ける笑顔のステキなピースフルラッパーでした!ラップに馴染みがない方でもとっつきやすいアーティストだと思うので、今後の活躍にも期待したいと思います!
Blumio公式アカウント
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